クリティカルマテリアル/フロンティアマテリアル/クリティカルミネラルズ産業白書2026年版 製本版

165,000円(内税)

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[出版日]

2026年3月6日

[ページ数]

A4判/約2,100ページ
(※ バインダー製本とPDF版では編集上の違いによりページ数が若干異なります。)

[発行]

監修・発行: 一般社団法人 次世代社会システム研究開発機構

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  [レポート内容]

■概要■

■ キーメッセージ

▼ 1. 「素材の地政学」時代が到来した

21世紀のエネルギー転換の中心テーマは「燃料(実燃料・加工エネルギー)の転換」よりも燃料源・エネルギー源としての「材料・素材(マテリアル)や鉱物資源(ミネラル)の転換」である。IEAはネットゼロ達成のために重要鉱物の需要が2030年までに3倍、2040年までに4倍になると予測しており、リチウム需要は2050年までに4,200%増、コバルトは2,100%増、レアアースは700%増という桁違いの需要シナリオが示されている。重要鉱物市場は2026年に3,200億ドル規模に達し、2036年には8,904億ドル(CAGR 9.0%)に拡大すると予測される。本白書は、この歴史的構造転換の全貌を、2,100ページ・270超の章にわたり体系的に分析した唯一の包括的レファレンスである。

▼ 2. 供給集中リスクは「警報レベル」に達している

上位3精錬国の平均市場シェアは2020年の82%から2024年には86%へ上昇し、集中度は悪化の一途をたどっている。中国はレアアース採掘の70%、精錬の85%を掌握し、ガリウム・ゲルマニウム・グラファイトに対する輸出規制を段階的に拡大している。年次価格ボラティリティは38〜52%と農産物(15〜25%)の約2〜3倍に達し、企業のコスト管理と投資判断に深刻な不確実性を与えている。本白書は、N-1ショックシナリオ分析、チョークポイント鉱物マッピング、HHI(ハーフィンダール・ハーシュマン指数)による集中度評価など、リスクを可視化するための定量的フレームワークを提供する。

▼ 3. フロンティアマテリアルが次の産業革命を牽引する

グラフェン複合材料市場はCAGR 24.6%で成長し2033年に2,544億ドルに達する見通しであり、次世代高機能材料の世界市場は2030年に32兆1,794億円規模と予測される。ナノマテリアル、スマート材料、バイオマテリアル、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、メタマテリアルといったフロンティアマテリアルは、半導体・航空宇宙・EV・医療・エネルギーの各産業を横断的に変革する可能性を持つ。AIとマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の融合が材料開発のスピードを加速させており、本白書はその産業応用と事業機会を体系的に整理している。

▼ 4. 累計2兆ドルの投資ギャップが存在する

カーボンニュートラル達成に必要な鉱物投資の累計額は2兆ドル規模と試算されるが、現在の投資水準との間には巨大なギャップが存在する。このギャップは単なる資金量の問題ではなく、リスクマネーの不足、ESG規制の複雑化、プロジェクトファイナンスの困難さといった構造的要因に起因している。本白書は、投資判断に必要なシナリオ分析、リアルオプション思考、オフテイク連動投資モデルなどの戦略フレームワークを提示する。


■ 利用シーン

▼ シーン1:経済安全保障・資源戦略の策定

政府機関・シンクタンクの政策立案者が、自国の重要鉱物リスクを評価し、備蓄政策・供給多角化戦略・フレンドショアリング方針を設計する際のエビデンスベースとして活用できる。日本の経済安全保障推進法、EUの重要原材料法(CRMA)、米国のIRA・DPA・Section 232など、主要国の制度を横断的に比較分析しており、国際政策ベンチマークとして参照可能である。

▼ シーン2:サプライチェーンリスクのストレステスト

素材・部品メーカー、EV・電池メーカー、再エネ事業者の調達・SCM部門が、N-1ショックシナリオ(最大供給国からの供給途絶)、価格スーパーサイクル再来シナリオ、台湾有事シナリオなど、複数のリスクシナリオに対する自社サプライチェーンの耐性を検証する際の参考資料として機能する。鉱種別のチョークポイント構造(コバルト:DRコンゴ+中国の二重集中、レアアース:精錬の超集中、リチウム:リチウムトライアングルの政策リスク等)を網羅している。

▼ シーン3:鉱種別市場・投資分析

金融機関・投資ファンドのアナリストが、リチウム(CAGR 27.2%)、レアアース(CAGR 18.7%)、銅(CAGR 15.9%)、ニッケル(CAGR 17.0%)、コバルト(CAGR 15.8%)、グラファイト(CAGR 16.4%)、マンガン(CAGR 15.6%)など主要鉱種の成長パス・リスク要因・代替技術動向を評価し、ポートフォリオ構成やプロジェクトファイナンス判断に用いることが可能である。

▼ シーン4:次世代材料の事業機会探索

化学・素材メーカー、半導体メーカー、スタートアップの経営企画・R&D部門が、グラフェン、ナノ材料、スマート材料、バイオマテリアル、CFRP、メタマテリアルなどのフロンティアマテリアル分野における市場規模予測、技術動向、競争環境、産学官連携の最新動向を把握し、中長期の研究開発・事業戦略を策定する際の基盤情報となる。

▼ シーン5:ESG・トレーサビリティ対応

企業のサステナビリティ部門・コンプライアンス部門が、EUのCSRD・CSDDD・CBAM・3TG規制、紛争鉱物規制、ブロックチェーントレーサビリティ(ユニットコスト$0.20〜$0.50)など、急速に進展する国際規制への対応方針を検討するための参照資料として活用できる。

▼ シーン6:地政学リスクと国際枠組みのモニタリング

地政学アナリスト・外交政策研究者が、米中テクノロジー貿易戦争と鉱物安全保障のリンケージ、MSP(鉱物安全保障パートナーシップ)14カ国、米国の重要鉱物「貿易圏」構築提案(2026年2月)、北米−豪州−日欧「民主主義鉱物ブロック」の形成可能性、BRICS鉱物カルテル構想など、最新の国際力学を分析する基礎資料として活用できる。


■ アクションプラン/提言骨子

▼ 提言1:サプライチェーン・ストレステストの制度化

自社の重要鉱物依存構造をバリューチェーン段階ごとに可視化し、N-1ショック耐性、供給集中度(HHI)、代替可能性を定量評価するストレステストを、年次のリスク管理プロセスとして制度化すべきである。本白書が提供するN-1ショックシナリオ分析フレームワーク、鉱種別チョークポイントマッピング、セクター別需要サイド影響分析をテンプレートとして活用できる。

▼ 提言2:「精錬ボトルネック」への戦略的対応

供給リスク分析の中心を鉱山から精錬・加工工程へシフトし、域内精錬能力の確保を優先課題に位置づけるべきである。具体的には、以下の三本柱で対応する。

−供給源の多角化とフレンドショアリング:
豪州・カナダ・アフリカなど同盟国・パートナー国との共同投資・オフテイク契約の拡充

−国内・域内の精錬能力内製化:
「安全保障プレミアム」を前提とした公的支援・産業政策の設計

−リサイクル・サーキュラーエコノミーの本格展開:
EV電池・電子機器・磁石からのリサイクルによる二次資源の戦略的活用

▼ 提言3:鉱種別投資ポートフォリオの最適化

リチウム(CAGR 27.2%)からマンガン(CAGR 15.6%)まで鉱種ごとに成長パス・リスク特性が異なるため、単一鉱種への過度な集中を避け、代替技術の進展(LFP電池によるコバルト代替、シリコン系アノードによるグラファイト代替等)を織り込んだポートフォリオ設計が求められる。価格スーパーサイクル再来シナリオとベースケースシナリオの双方を想定した感度分析が不可欠である。

▼ 提言4:フロンティアマテリアルへの先行投資

2030年に32兆円超規模の市場形成が見込まれる次世代高機能材料分野において、グラフェン・ナノ材料・スマート材料・バイオマテリアルなどの産業応用を加速すべきである。特に、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)とAIの融合による材料開発の高速化は、日本企業の技術的優位性を活かせる領域であり、産学官連携による集中投資が期待される。

▼ 提言5:国際枠組みへの能動的関与

MSP、日米欧戦略的パートナーシップ、G7鉱物安全保障イニシアティブ、米国「貿易圏」構想など、重層化する国際枠組みに対し、ルールメイキング段階から能動的に参画し、ESG・トレーサビリティ基準の策定において主導的役割を果たすべきである。ルールを「作る側」か「従う側」かが、今後の資源アクセスと産業競争力を決定する分水嶺となる。

▼ 提言6:リスクマネジメントの高度化

年次価格ボラティリティ38〜52%という構造的特性を「リスク」ではなく「前提条件」として受け入れ、多層的リスクマネジメント体制を構築すべきである。具体的施策として、長期オフテイク契約のポートフォリオ化、戦略備蓄の最適化、ブロックチェーントレーサビリティの導入、Kraljicマトリクスに基づく調達カテゴリー管理が挙げられる。


■ 想定ゴール

▼ 構造理解:
クリティカルマテリアル(重要原材料)・クリティカルミネラルズ(重要鉱物)・フロンティアマテリアル(次世代材料)の三領域を横断する供給網・市場・技術・地政学の構造を、マクロフレームとして一元的に把握できる状態


▼ リスク可視化:
自組織に関連する鉱種・サプライチェーン段階・地域におけるリスク(供給集中度、N-1ショック耐性、価格ボラティリティ、地政学リスク、ESG規制リスク)を定量的に評価できる状態


▼ 戦略立案:
エビデンスに基づいたサプライチェーン強靱化戦略、投資判断、調達多角化方針、次世代材料R&D戦略を策定し、経営層・政策当局への提言として提示できる状態


▼ 国際動向の先読み:
MSP・G7・IPEF・EU CRMA・米国貿易圏構想など、重層化する国際枠組みの動向を理解し、自組織の対外戦略(パートナーシップ構築、ルールメイキング参画、リスクヘッジ)に反映できる状態


▼ 技術・市場機会の特定:
フロンティアマテリアル(グラフェン、ナノ材料、スマート材料、バイオ材料、メタマテリアル等)の市場成長予測・技術トレンド・主要プレーヤーを把握し、自社の事業開発・投資方針に組み込める状態



■ 本白書の基本情報

● タイトル
クリティカルマテリアル/フロンティアマテリアル/クリティカルミネラルズ産業白書2026年版

● 総ページ数
2,100ページ

● 主要構成
マクロフレーム/概念・定義・俯瞰、トレンド指標/市場規模/統計数値、地政学・資源外交・国際枠組み、サプライチェーン構造・貿易・ロジスティクス、各国政策・国別分析、ESG・トレーサビリティ、リサイクル・サーキュラーエコノミー、フロンティアマテリアル産業応用、企業・投資分析

● 対象鉱種
リチウム、コバルト、ニッケル、グラファイト、銅、レアアース、マンガン、ガリウム、ゲルマニウム、チタン、タングステン、白金族、アンチモン、銀 他

● フロンティアマテリアル
グラフェン、ナノ材料、CFRP、スマート材料、メタマテリアル、バイオマテリアル、セルロースナノファイバー、マテリアルズ・インフォマティクス

● 地域カバレッジ
日本、米国、EU、中国、豪州、カナダ、韓国、英国、インド、サウジアラビア、ASEAN、アフリカ、中南米、中東 他


[以上]

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