■ポイント■
地震・火山・地殻変動が活動期に入り、暴風・豪雨・河川氾濫も激甚化している現在、耐災害性、災害回復力のあるITインフラ/情報システム再編、IT BCPの基本的なテーマに関する総合点検・検証が急務となっている。
本レポートはこうした要請に応え、IT BCPの各領域で必要な論点・課題点を整理・分析した上、実践的な対策を体系的に学べるように編纂された調査報告書である。
■概要■
東日本大震災以降、サプライチェーン危機、電力供給リスク、資本調達リスクなどが立て続けに発生した。また、地震・火山・地殻変動が活動期に入り、暴風・豪雨・河川氾濫も激甚化している。
しかし、ITインフラ/情報システムは事業を支える根幹でありながら、これまで関連組織部門ではBCPに対する認識、IT BCPリテラシーが不十分なままであり、IT BCPに対する認識向上を基礎とした災害回復力のあるITインフラ/情報システム再編が急務となっている。
IT BCPには、ディサスター・リカバリー、バックアップ体制、電力安定確保、耐災害性のあるデータセンター選別、仮想化や災害クラウド・ストレージクラウド適用、災害回復力のあるサプライチェーン強化、在宅勤務導入などの多様な課題が山積しているため、総合的に検証する必要に迫られている。また、ここ1、2年、IT BCPに関係した手法やツールが急激な進歩しており、これらについても総合的に点検し、検証しておく必要に迫られている。
本白書は、事業継続推進機構(BCAO)、クライシスマネジメント協議会、リスクマネジメント学会などの諸会員が調査レポートの編纂ならびにアナリストとして参加し、IT BCPの各領域で必要な論点・課題点を客観資料・豊富な事例とともに実践的な対策を体系的に学べるように編纂された調査報告書である。
本調査報告書シリーズは官庁・県庁・行政組織、企業、コンサルティングファーム、シンクタンク、全国の国立大学法人、産学連携組織に多数納入・予約受注実績がある。
■ページ数■
A4判/約700ページ(本文)
(※ バインダー製本とPDF版では編集上の違いによりページ数が若干異なります。)
■発行年月■
平成24年5月14日
■価格■
99,750円(消費税込)
■発行<調査・編集>■
発行・監修: ストラテジック・リサーチ
************************* 目次 **************************
■目次■
序
第1章 防災・減災とIT BCP概説
1-1 IT BCP概説
−IT BCPの概念・定義
1-2 標準化が進む“事業継続”の国際規格とIT BCP
−IT BCP態勢を構築するためのポイント
−復旧処置と代替手段
1-3 BCP・BCMの導入状況
1-4 BCP・BCM推進に向けた取り組み
−わが国行政組織におけるBCP・IT BCP推進に向けた取り組み
−自治体におけるBCP・IT BCP推進に向けた取り組み
−金融機関におけるBCP・IT BCP推進に向けた取り組み
−民間企業におけるBCP・IT BCP推進に向けた取り組み
1-5 BCP・IT BCP規格化案
−BS25999-1/BS25999-2の構成・内容
−BCMS認証・資格制度の動向
1-6 我が国における事業継続に関する実態調査
−特定分野における事業継続に関する実態調査
1-7 BCM規格国際標準化に関する課題・整備動向
−ISOにおける議論
−現在の進捗状況
−ISO/TC223
1-8 BCP/IT BCPと官民連携
−BCP/IT BCPと官民連携動向
第2章 災害対策に備えたIT/オフィス設営環境見直しの動き
2-1 従来型ディサスター・リカバリー、従来型BCPの限界
−震災で浮き彫りになったIT BCPの盲点
−“IT事象“に関する論議が欠落する従来型BCP
−“保険”の発想が欠落するITインフラ
2-2 急拡大する「災害対策に備えたシステム環境見直し」の動き
−CIOで高まるIT BCPリテラシー
−IDC Japanが国内企業のCIOに実施した調査
−IT BCP強化のための追加投資を巡る動向
−IT BCPの地域別課題・地域別動向
2-3 IT BCP導入障壁
−必要性を認めていても経営者がためらう理由
−サーバー本体の保守費用/購入費用が課題
−BCPリテラシーの遅れ、IT BCPリテラシーの混乱
2-4 IT BCP対策に向けた情報管理の基本施策・対策
−情報管理の2重化
−2カ所のデータセンターにバックアップ保持、バックアップ履歴などの情報管理も2重化
2-5 オフィス設備のリスク管理とIT BCP
−オフィスビル防災概説
−長周期地震動リスクの増大とリスク管理
−オフィスビルの耐災害性能と対策
−予想最大損失率(PML)の算出が不可欠に
−災害被害予測、ハザードマップの活用
−社内IT資産の防災対策
第3章 エンタープライズ・リスクマネジメントとIT BCP
3-2 BCP対応型エンタープライズ・リスクマネジメントへ向けた動き
−リスクマネジメントの概念・定義
−リスクマネジメントの概念・定義・・・
−コーポレートガバナンスとエンタープライズ・リスクマネジメント
−会計原則(GAAP))、国際会計基準(IAS)とエンタープライズ・リスクマネジメント
3-2 エンタープライズ・リスクマネジメントとIT BCP
−エンタープライズ・リスクマネジメントとBCP
−BCP/IT BCPポリシーの確立
−BCP対応型広報システム
−BCP対応型情報資産保全体制
−BCP対応型情報コミュニケーション体制
−BCP対応型ソーシャルメディア活用
3-1 国内外で脚光浴びるGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)
−リスク情報を統合・可視化するGRC(ガバナンス・リスク・コンプライアンス)
−GRC関連ソフトウェアの開発・普及動向
3-1 BCP深化とITガバナンスの変容
−ITポートフォリオ戦略とIT BCP
−SOAとITガバナンス概説
−ITガバナンス・フレームワークの課題
3-1 エンタープライズ・リスクマネジメントに必要なIT構造改革、協調型アウトソーシング
−エンタープライズ・リスクマネジメント専用ツール検証
第4章 ディザスターリカバリー・システムの現状・今後の展開
4-1 ディザスターリカバリー・システム概説・概況
−ディザスタ・リカバリ・システムの重要性
−ディザスタ・リカバリとBCP/防災計画
−ディザスターリカバリーに関する多様な解釈
−クラウドとの適合性が高いディサスター・リカバリー
−仮想化技術の活用によるディザスター・リカバリーの進化
4-2 ディザスタリカバリサービスの基本手法・応用手法
−ディザスタリカバリサービスの最新動向
−災害時自動フェイルオーバー化
−サーバー構成冗長化
4-3 最新のディザスターリカバリー手法研究
−クラウド・サービスとの統合によるメリット
−仮想化技術の活用とディザスターリカバリーの進化
第5章 バックアップ、リストア、レプリケーションの現状・課題
5-1 バックアップ、リストア、レプリケーションの技法、最新動向
−バックアップ、リストア、レプリケーション概説
−企業資産の保護とバックアップ体制の確立
−2カ所のデータセンターにバックアップ保持、バックアップ履歴などの情報管理も2重化
−定期的自動バックアップと障害時縮退サーバーへの書き戻し
5-1 バックアップ手法別の特徴
−企業資産の保護とバックアップ体制の確立
−バックアップ手法別の特徴
−リストア
−レプリケーション
−ストレージレプリケーション
−HA(高可用性)サーバ/HAクラスター
5-1 遠隔レプリケーションによる災害・停電対策
−ミッションクリティカル・バックアップシステム
第6章 クラウド/BCPの後押しでニーズが拡大するファイル転送サービス
6-1 ファイル転送サービス概説・概況
6-2 ファイル転送サービス市場の動向と今後の展開予測
第7章 情報通信インフラのリスクマネジメントとIT BCP
7-1 情報通信インフラ・情報システム停止によるリスク
7-2 震災による情報通信インフラ被害と復旧状況
−大規模な被災を受けた情報通信インフラ被害
7-3 危機的状況下で威力を発揮するソーシャル・メディア
第8章 災害耐性のあるデータセンター検証 [1]
8-1 データセンターにおけるBCP補強策を巡る動き
−東日本大震災が示した教訓とその後の対策状況
8-2 データセンターのサービス継続性とリスクマネジメント
−データセンター運用に潜む想定外のリスク
8-3 データセンター運用に潜むリスク(盲点・弱点)の総合点検
−従来型のデータセンターが抱えるリスク
−電力供給リスクに対する甘い基準
−最新鋭データセンターも決して磐石ではない
8-4 BCP適合データセンターとしての基本条件
−データセンターの事業環境を安定的に確保するための条件
−データセンター評価基準の再点検・総合点検
−地域危険度特性評価
第9章 災害耐性のあるデータセンター検証 [2]
9-1 立地条件の再点検・総合点検
−立地条件概説
−活断層
−原発との距離
−津波/高潮
−地盤
−定期航空路
9-2 耐震・免震構造の再点検・総合点検
−耐震・免震構造概説
−建物環境・建物構造
−官庁施設の総合耐震基準の構造帯
−CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)とは
−建築設備・建築部材
−耐火構造・防火内装
−ウィスカ対策
−新日鉄ソリューションズ(NSSOL)の事例
9-3 免震構法・免震構造の最新動向
−施設全体の免震・耐震バランス
−ハイブリッドTASS構法
−3次元免震床
−免震装置
9-4 電力供給能力の再点検・総合点検
−データセンタにおける電力効率の測定
−データセンタ効率の標準測定基準
−EPA が規定しているインフラ効率の測定基準
−PUE(Power Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
−CUE(Carbon Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
−WUE(Water Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
9-5 施設内の冷却装置の再点検・総合点検
−環境を意識した新しい冷却システム
−モジュール方式データセンターの冷却システム
9-6 耐災害性の高い通信・ネットワークインフラ
−データセンター内コア・ネットワークの冗長性
−アクセス回線の代替機能、冗長性
9-7 空調システムの再点検・総合点検
−IT システム向け空調設備の基礎知識
−データセンター空調設備の新展開
9-8 環境性能の再点検・総合点検
−カブドットコム証券運営データセンターの事例
−新日鉄ソリューションズ(NSSOL)の事例
9-9 消化設備の再点検・総合点検
第10章 IT BCP対応型コンテナ型データセンター/グリーンデータセンター
10-1 コンテナ型データセンターの動向・課題
−インターネットイニシアティブ(IIJ)
−NECフィールディング
−他
10-2 モジュール(モジュラー)型データセンターの動向・課題
−日本SGI
−NTTファシリティーズ
−他
10-31 ラック型データセンターの動向・課題
10-4 コンテナ型データセンターの実証実験動向
10-5 BCP対応型グリーンデータセンターの潮流
10-6 グリーンデータセンター概説・概況
−データセンターの“クリーンエネルギー度”採点結果
−アイル・キャッピング型冷却方式
−Fresh Air Coolingの仕組みの導入
−機器の稼働保証温度
−省電力・省スペースを実現するサーバーインフラ
−高効率冷却による電力利用
−CPU排出廃水によるサーバルーム冷却
−太陽光発電システムの導入
10-7 グリーンデータセンターを巡るメーカー、ベンダーの取り組み動向
第11章 ユーザ側のデータセンター活用留意点
11-1 ユーザ自ら“データセンターBCP“を検証することの必要性
11-2 ハウジングサービスにおけるBCP的な視点での留意点
−入局作業における留意点
−機器の耐震固定
−エアフローを考慮した機器の設置
11-3 ディザスタ・リカバリー新常識とデータセンターのリスク分散
−データセンターダウンへの防備
−広域災害を想定したデータセンター利用拠点の分散化
−メインサイトへのシステム切り戻し訓練
11-4 ディサスター・リカバリー・サイト確保に当たっての留意点
−IaaSを活用したディサスター・リカバリー・サイト確保
−仮想サーバー利用におけるコスト削減とリスクマネジメント
−IT BCPを目的としたセカンダリ・サイト構築
−別のデータセンターへの移行確保・移行保証サービスの利用
第12章 IT BCPとクラウド/災害クラウド
12-1 クラウドとリスクマネジメント
−非常時に威力を発揮するクラウド
−大震災でも証明されたクラウドの威力
−システミック・リスクの増大とクラウド
−ITサービス/リソース調達にみられる新たな潮流
12-2 リスクマネジメント指向のプライベート・クラウド構築
−プライベート・クラウド構築とIT BCP結合
12-3 IT BCPの観点でみたクラウド・ベンダーマネジメントの課題
12-4 災害クラウドの整備・課題・今後の展開予測
−災害対策・危機管理・節電に向けたクラウド基盤活用
−災害クラウドの産官連携動向
−災害対策向けクラウドの課題とアセスメント技法
12-5 IT BCPとソーシャル・クラウド
−ソーシャル・クラウド概説
12-6 災害対策・BCP対策に向けたクラウド基盤活用・・・
−中・長期的な視点で捉えるBCP対応型クラウド基盤活用
−BCP対策に有効性を発揮するモバイルクラウド
第13章 クラウドの拡張・発展とIT BCP
13-1 IT BCPを機に拡がるクラウド・サービス領域
13-2 クラウド・プラットフォームのリスク耐性強化とエコシステム化
−進化をとげるクラウド・コンピューティング構築の最適化技法
−複数の仮想化プラットフォーム間相互運用に向けた取り組み
13-3 IT BCP対応型クラウド監視基盤技術動向
13-4 IT BCP対応型インテリジェント分散処理の取り組み
第14章 ストレージ・クラウドとIT BCP
14-1 IT BCP対策と仮想化ストレージの新展開
14-2 ストレージ仮想化がもたらすメリットとIT BCP適応
14-3 ストレージ仮想化の発展とIT BCPに向けた取り組み
−ストレージ仮想化の形態別特性
−2011年以降のストレージクラウド、ストレージ仮想化のシナリオ
−活況を呈する大手企業向けクラウドストレージ・サービス
−企業内のファイルストレージをクラウド連携させる仮想化製品群
14-4 IT BCPとストレージ・クラウドの規格・応用・利用動向
−クラウドストレージの標準化へ向けた動き
−CDMI(ストレージ・クラウド間におけるクラウドデータ管理規格)の動向
−OVF(異種ハイパーバイザー間の仮想マシンイメージ共有規格)の動向
−ストレージ・フェデレーション(複数ストレージの協調)技術の動向
第15章 ガバメント・クラウドとIT BCP
15-1 ガバメント・クラウド概説
−「霞が関クラウド」構想とその持つ意味
−オープンガバメントクラウドコンソーシアム(OGC)
15-2 自治体クラウドの動向
−自治体業務の共同アウトソーシング、シェアード・サービス化の取り組み
−自治体災害クラウド構築に向けたロードマップ
−「自治体クラウドのエコシステム化」の流れ
−自治体クラウド「GPRIME for SaaS 内部情報サービス」
−自治体クラウドの課題
15-3 システム・インテグレータの自治体クラウド/IT BCP参入の動き
−日本電気(NEC)
−日立製作所
−他
15-4 ガバメント・クラウド型危機管理支援サービス
−サイバー危機管理の対象
−クラウド型ディザスタ・リカバリ(災害対策)サービス
第16章 自治体におけるBCP/IT BCP/防災対策とソリューション動向
16-1 自治体向けBCP・防災ソリューション概説
−自治体IT環境の課題
−自治体インフラ・システムの継続性に係る課題
−KCCS/自治体向け防災情報ネットワークソリューション
16-2 新型ウイルス感染・流行対策
−新型インフルエンザ対策クラウド型ソリューション
16-3 官民連携による災害復興支援サービス
−災害復興支援サービス概説
−行政機関と住民間を双方向通信で結ぶコミュニケーションシステム
16-4 自治体IT BCPソリューション・パターン別解説
−被災者支援システム
−広帯域無線システム
−災害時バックアップ・システム
−防災対応型発電・蓄電システム
−映像監視システム
−IP告知システム
16-5 地域医療ネットワークとIT BCP
−地域医療ネットワークとIT BCP
−地域ヘルスケアソリューションとIT BCP
第17章 IT BCPを支える仮想化技術
17-1 リスクマネジメントの観点で見た仮想化技術
−仮想化技術最新動向
−サーバ仮想化による省電力化
−ストレージ仮想化による省電力化、防災ソリューション
−仮想ストレージ
−OVF(仮想化ファイルフォーマット標準規格)の現状と課題
17-2 プライベート・クラウド基盤による災害対策
17-3 仮想化とデータ保護ソリューション
−仮想環境導入とともに発生する諸課題
−重複除外によるデータ保護操作の最適化
17-4 仮想アプライアンスの現状と課題
−OVF(仮想アプライアンス標準規格)
17-5 複数サーバへの分散(スケールアウト)技術の進歩とクラウドの発展
−分散処理に向いたデータストア技術=KVS(キー・バリュー型データストア)
−KVSにエネルギーを注ぐ大手ベンダー群
第18章 BCP促進/ワークスタイル多様化で注目を集めるリモートデスクトップ
18-1 リモートデスクトップ概説・概況
−リモートデスクトップ伸張の背景にあるもの
−リモートデスクトップのシステム形態
18-2 在宅勤務ソリューションとデスクトップ仮想化
18-3 デスクトップ仮想化を支える製品・サービス群
−デスクトップ仮想化ソフト
−デスクトップ仮想化ソフトウェアの導入パッケージ
−アクセス仲介サービス
−DaaS(Desktop as a Services)概況
第19章 スマートフォンを活用した防災・危機管理・救急支援システム
19-1 震災で存在感を増したスマートフォン
19-2 スマートフォンを活用したIT BCPソリューション
−自然災害情報提供サービス
−緊急地震速報サービス
−放射線測定ソリューション
−救急医療支援ソリューション
第20章 SLA/ITサービスフレームワークとIT BCP
20-1 IT BCP指向のSLA・品質管理概説
−IT BCP指向SLAの内容・構成
−SLAの品質保証と料金の関係
20-2 ITリソース管理手法との整合性を図るSLAへ
20-3 仮想化・クラウド化で必要となるSLAの見直し
−仮想化に伴うIT所有権・SLAに係る重要課題
−SLAのサービス料金動向
20-4 クラウドのSLA契約とチェック・ポイントに関するレポート紹介
20-5 監査・内部統制に対応したクラウドサービス基盤確立を目指す動き
20-6 IT BCPとITIL型リリース管理
−漸次的・段階的アプローチを採るITILとの統合
−IT BCPの課題解消に役立つITILのリリース管理
第21章 ミッション・クリティカル・システムとIT BCP
21-1 ミッション・クリティカル・システムとIT BCP概説
21-2 情報システムの信頼性維持、高可用性維持
−システムの信頼性(RAS/RASISの概念)
−高可用性維持
21-3 フォールトトレラントシステムの確立・強化とIT BCP
−フォールトトレラントシステム概説
−無停止コンピュータ
第22章 事業継続性とサプライチェーン・マネジメント
22-1 サプライチェーンとIT BCP
−サプライチェーンとIT BCP概説
−大震災で最も深刻な打撃を受けた「サプライチェーン」
−サプライショック問題とIT BCP
−重要拠点以外の被災を想定した対策
22-2 リスク耐性・災害復元力のあるサプライチェーン・マネジメント・モデル
−災害回復力・復元力を強化したサプライチェーン・マネジメント・モデル
−リスク耐性を強化したサプライチェーン・リスクマネジメント(SCRM)
−サプライチェーンの代替戦略とIT BCP
第23章 ITによる節電・電力安定確保ソリューション
23-1 電力使用制限・節電計画の動向と今後の予測
23-2 シンクタンク各社の節電策・節電効果に関する試算・提言
23-3 節電対策を巡る経営団体・業界団体の動向
23-4 「電力不足対策」の手法研究
−電力使用量の「見える化」
−IT機器/PCの電力消費節約
−電源系統の電力消費節約
−熱源系統の電力消費節約
23-5 活発化する電力卸売・電力融通
23-6 節電とIT BCP、関連ソリューション・サービス
−節電とIT BCP概説
−電力見える化の開発・実用化・取り組み動向
−節電ソリューション・サービス
−参入各社動向・事例検証
第24章 グリーンITとBCP
24-1 ITの省電力設計・省電力運用概説
−IT省電力設計・省電力運用の基本パターン
−省電力化が進んだIT機器の導入
24-2 電源容量設計の改善によるグリーンITの推進
−グリーンITを推進するサービスプロバイダ向け高密度サーバーの事例
24-3 ネットワーク運用管理によるグリーンITの推進
24-4 “クラウド“によるグリーンITの推進
−クラウドがもたらす効用と省エネルギー化
第25章 危機対応型の組織マネジメントとIT活用
25-1 災害対応と組織マネジメント
−事業継続管理を必要とする人事管理・人材開発
25-2 事業継続管理とアドホックなチームマネジメント
−危機対応で試される「現場のチーム力」
25-3 リスク管理とコンプライアンス対応型組織体制の連携
−リスク発生時の対応とIT活用エスカレーションシステム
25-4 BCP対応型コミュニケーション・システム
−災害を想定した代替コミュニケーション手段
−ソーシャルメディア活用と双方向コミュニケーションシステムの確立
第26章 IT BCPと在宅勤務制度・テレワーク導入
26-1 活発化する在宅勤務制度を広げる動き
26-2 在宅勤務制度の導入で情報システム部門が行うべき施策
−業務の機密性に応じたセキュリティ・ポリシーの調整
−在宅勤務者の自宅・リモートオフィスに対する作業環境の提供
−“リモート勤務プログラム”の検証・構築
−従業員個人所有のツール活用策
−通信規制、通信環境の悪化に対する対応
26-3 IT BCPとテレワーク
−テレワーク概況・近況
−IT BCPとテレワーク関連市場
−テレワークの導入
−テレワークに適合しやすい職種
−テレワーク導入にあたっての注意事項
26-4 帰宅困難者サポートシステム
−帰宅困難者向け取り組み状況
26-5 危機管理時代のストレスマネジメントとソーシャルサポートシステム
第27章 CSR/環境監査システムとIT BCP
27-1 CSR/環境監査システムとIT BCP概説
−CSR概説・最新動向
−マネジメントシステムとしてのCSR
−多義的な意味を内包するCSR
27-2 コーポレートガバナンスとCSR
−リスクマネジメントとしてのCSR
27-3 CSR志向のリスクマネジメント・システム構築
−CSRリスクマネジメントシステムの基本的視座
27-4 環境報告書・環境会計とIT BCP
−環境会計とCSR
27-5 CSR報告書とIT活用
−CSR報告書、社会・環境報告書におけるIT BCP記載
第28章 情報セキュリティとIT BCP
28-1 情報セキュリティとIT緊急時対応計画
−情報セキュリティの主な要素と最新動向
28-2 顧客情報流出問題とIT BCP
−コンピュータ・フォレンジクスとリスクマネジメント
−コンピュータ・フォレンジクス概説
−リスクマネジメントにおけるデジタル・フォレンジックの活用
28-3 IT BCPとクラウド・セキュリティ対策
−IT BCPとクラウド・セキュリティ対策概説
−高難度のセキュリティ技術が要求されるクラウド・サービス
−リスクマネジメント指向のプライベート・クラウド構築
−ストレージ・クラウドのセキュリティ要件・懸念事項
28-4 その他クラウドにおけるデータ保全管理の重要チェック項目
−SLA、ログ管理、デジタルフォレンジックによるクラウド監視
−クラウド・アイデンティティ管理基盤の確立と監査履歴の確保
−TPM(機器認証規格)
−仮想化による隔離技術
第29章 IT BCP整備・普及に立ちふさがる障害
29-1 通信インフラに係る障害・解決課題
−通信依存性、通信遅延
−ブロードバンド対応の通信パフォーマンス
29-2 TCOに係る障害・解決課題
−合理的なコスト算定法の確立に係る問題
−TCO全般に係る問題
29-3 SOA手法欠如に起因する障害・解決課題
29-4 コンプライアンスの諸規制に係る障害・解決課題
29-5 ミッション・クリティカル性に係る障害・解決課題
−クラウドのフォールトトレラント性を高めるための設計
−クラウドの冗長性を高めるための設計
29-6 ITガバナンスに係る障害・解決課題
第30章 BCP/IT BCPソリューション/ツール動向
30-1 BCP/IT BCPソリューション・サービス概説
30-2 ビジネスインパクト分析(BIA)ツール
30-3 事業継続計画(BCP)策定ツール
30-4 事業継続計画訓練支援ツール
30-5 事業継続プログラム評価サービス
******************************
付録A IT BCP/災害対策ソリューション資料集
付録B IT BCP/災害対策仕様製品資料集
付録C 防災減災ICT研究開発動向
付録D IT BCP関連サイト資料集
付録E IT BCP関連書籍
付録F IT BCP関連論文・レポート資料集
他
[以上]
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129,800円(内税)
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次世代NLP(自然言語処理)と大規模言語モデル(LLM)白書 2023年版
製本版
次世代の自然言語処理(NLP)と大規模言語モデル、AIアシスタント、AIチャットボット、自然言語処理の生成を効率化・高速化する言語モデリング、多言語LLM、視覚言語モデル、生成系AIとの対話を支援する各種自然言語処理モデルに係る諸テーマを網羅的・重点的にとりあげ、その全容と実践的な課題を提示。
165,000円(内税)
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次世代NLP(自然言語処理)と大規模言語モデル(LLM)白書 2023年版
PDF版
次世代の自然言語処理(NLP)と大規模言語モデル、AIアシスタント、AIチャットボット、自然言語処理の生成を効率化・高速化する言語モデリング、多言語LLM、視覚言語モデル、生成系AIとの対話を支援する各種自然言語処理モデルに係る諸テーマを網羅的・重点的にとりあげ、その全容と実践的な課題を提示。
129,800円(内税)

















